生まれたての太陽❿
著作 しま いろなり
ほしいおもちゃやゲームや道具などがほしくてたまらなくなる。
時代によってローラースケートが流行ったりする。
買ってもらった嬉しさから朝から晩までローラースケート。
ある雨の日に
すってんコロリン
ヒザを擦り剝き、ひょんなことからローラースケートの流行ははかなく終わる。
時代に時代によって流行がある。
私の時は、カードゲームだ。
おねだりおねだりで買ってもらうんだ。
オリジナルの強いカード集団にしていくのが心地良かった。
おこずかいをもらったら買いにもいく。新しい種類が発売されたら買いに行く。
暑い夏の日。半袖&短パンの自転車ノリノリ集団(友達)とカードを買いにいく。
「ウキウキ」だから、自転車のスピードも上がっていく。
「ジャリジャリーー」
砂利道を曲がろうとしたら、大きくスリップしてしまった。
「空君大丈夫?」
「大丈夫だよ」
何事もなく今日の時間は流れていった。
カードを買い終わり、友達の家で、袋からカードを取り出しながら遊んでいた。
家に帰り振り返る。
右膝の一部がエグれて、骨手前の白い部位まで見えるまで見えていた。「イターーーーーい」今になり痛みが出始めた。いつもは楽しみなお風呂の時間が地獄風呂になっていた。手術レベルだ。ただ、なぜか分からないが、わーわー叫び、絶対に行かないとかたくなだったらしい。(意志が強いのか、頑固なのか、親が頼りないのか、お金がないのか、なんだろう?)・・・今になればこれも戒めか、、右足と左足では長さが違う、、欲望という戒めか。(雨の日にはズキズキうずくのさ)
今ではかすり傷で大騒ぎになる時代だ。
私は、どこか寂しく思う。